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月日が経つのは短く [ザツダン]

そろそろ資格取得の時期に入ってきました。







KC35000102.JPG


これは「行事」のようなもので
電気科で一番気合を入れている「行事」です。


第二種電気工事士試験


その名の通り、「電気工事」のテストです。


「資格」「テスト」と言っても

「英検」や「漢検」などとは重みが違います。




英検のような「検定」は、
「その人が、どのくらいの能力を持っているのか」を証明するもの。


この「電気工事士試験」というのは、「ライセンス」であり
作業をやる上で「持っていないといけないもの」なのです。




さてさて、


持つと、何かいいことでもあるのでしょうか?







そもそも「電気」とは、
安全に使えれば「便利なもの」

ですが、たとえ一個でも間違いがあると、
それは「命の危険」を意味します。



今の世の中、「電気」の需要は増す一方。

一般家庭はもちろん、公共施設などに電気を供給せねばなりません。


電気の配給
これは、言ってしまえば
爆弾を設置するようなもの


少しでも配線にミスがあると、
その箇所でショートが起こり、火事の元になります。


ミスをゼロにする


これを実現させるためには、「プロ」が必要です。


「免許証」というのは、その「プロ」である証なのです。




車の免許証でもそれは同じ。


車だって、使い方を間違えれば、
人を殺す「凶器」になります。


便利なものを安全に、かつ正確に使えることができる
これを実現させるためには、やはり「プロ」が必要なのです。



ライセンスが与えられるということは、「俺は『プロ』なんだぜ!」と言える証拠

同時に、責任を全て負うという「誓い」でもあります


長くなりましたが、





それの試験が、今年の夏にあります。



そのための講習が、今日からスタートしました。





試験のシステムはこう。


筆記試験を突破し、「2次試験」をクリアすれば見事合格!




2次試験・・・実技試験


これが問題です。



別に、実習で鍛えた腕があるので、できないわけではないのですが・・・

配線図が、未だに読めません。



これについては後日詳しく。
































































「人の死」















去年の話










僕は

大切な人を失いました。


























































恩師が亡くなってから、1年が経ちました。










去年の4月13日


よく覚えています









去年のその日

部活帰りの僕を、暗い顔の親が迎えます





「先生が、亡くなったそうだよ」



・・・え?



「お葬式行くから、早く準備しなさい」





何で・・・あんなに元気だったのに






恩師といっても、学校の教師ではありません。



塾の先生として、英語を教わっていました。



しかし、その人は、普段は普通の主婦。

僕と同じくらいの娘(正確には、一個下)がいて、よくご飯を作っているところを見かけました。







その恩師とは、小学1年からの付き合いで

学校帰りの僕を、「英語」というのが待っている日々でした。

それは小学生の僕にとっては「苦痛」であり
とても嫌でした。




なので、あまり真面目に授業を受けていなくて、
よく怒られていました。。。




小学校6年間を「英語」と一緒に過ごし
僕は中学へ。


そこで、初めての「検定試験」が。

懐かしき「英検5級」


僕の努力と
恩師の気合の篭った授業のおかげで
難なく合格!


授業も先の先を突き進み、
非常に充実してましたね。








このころあたりでしょうか。




先生が、体調を崩すようになりました。








そりゃそうだろう

僕らの学年のほかにも、
下は小1から
上は高校生まで
授業を一人で、1日中やっていたのですから。
僕でも、絶対にぶっ倒れます。




きっと、休む時間がなかったのでしょうね。

それに加えて、問題な生徒(俺とか)にも世話を焼かなくてはいけないので、

どれだけハードか・・・・
















中3の春ごろでしょうか。














先生が、病院へ運ばれました。

















診断結果は



「脳梗塞」








何とか一命は取り留めたものの、



しばらく動けない状態に。。。







その夏


先生が、復活しました。


毛糸の帽子をかぶって。




見せてもらいましたが、

手術の跡も生々しく・・・







英検3級に見事に合格しました。





この頃から、高校について悩み始めます。









その秋ごろ






先生は、また倒れます。




しばらく、授業は打ち切り
















丁度、受験シーズンの僕らを直撃しました。


















高校の行き先が決まり、落ち着き始めた3月



先生から、召集の電話が。












「皆さん、お久しぶりです」






「みんな、高校は決まったの?」






「naoくんは、高校どこなの?」


神奈川工業に、前期で合格です^^




「それはよかった^^」








「あのときは、あんなことがあったね」







「みんなに、渡したいものがあります」





黒い、革の財布でした。




「合格祝いです。どうぞ使って」



ありがとうございます







「さて、みんな聞いて」






「この前倒れて、病院に運ばれて、手術を受けたの」











「実はね」






















「悪性腫瘍・・・がん なの」













え・・・


がん・・・?










「でもね、それから漢方の薬を使って、回復してきてるの」




「毎週、広島に通って」



広島ですか?遠い・・・






「医者の先生にも、よくなってるって言われてね」











「だから、もう大丈夫」














「心配しないで^^」



















それはよかった^^


またこうして、みんなで集まれるといいですね!


(実は授業は少人数で、6人。小1からずっと変わらないメンバーです)






「それでは・・・今日はもう帰りましょう」



























「今日は、みんなに会えてよかった」







































「さようなら」










































この「さようなら」が






ほんとの、さいごの「さようなら」でした














お葬式は、団地の会館で行われました。











看板に、見慣れた名前が。











信じられません











遺影には

先生の笑顔が。









手を合わせます。












目の前には、先生の棺が。






扉が開けられて、先生の眠る顔が



でも






見れませんでした




こわくて











涙は出ませんでした。







ただ、この現実を、受け止めるしかないのか・・・と。














振り返ってみました。







思えば、9年間、変わらないメンバーで授業をやっていました。

そのうちの1人の親が、うちの学校の職員をやっています。
たまに会います。








わからないときがありました



泣いた日もありました。





でも、

笑った日も、たくさんありました。






「カード取り」というゲームをやりました。
気合入りまくりでしたね~






クリスマス会もやりました。






発表会なんてのもやりました






よく怒られました







でも、先生のおかげで

英語が得意になったし

できる喜びも感じたし

社会勉強もできたと思う。




先生との9年間

これは、僕の中で、大事なものになっています。





ほんとに



お世話になりました

















ほんとうに






ありがとう







そして、







さようなら














1年という月日は短く



でも、僕自身を、大きく変えた1年でもありました。






財布、今でも大事に使ってます^^


破れたりして使えなくなったときもあったけど


縫ったりして補強したりして



いまでも現役です。


これからも、よろしく^^







この記事を書いている今



僕は、すごく泣きそうです






いろんな出来事が浮かんできます





それを思い起こすたびに



「いろんなことがあったなぁ」
と思います。












今年は、どんな年になるか・・・


果たして来年は・・・















もう一つ





写真部に、悲しいニュースが・・・





新入部員


0です




・・・





噂の「新入部員」の3人




一時6人まで膨れ上がったんですが








「ごめんね、やっぱ迷惑かけちゃう・・・」

とのことで



次々と。。。






僕が至らなかったんですね

もっと、写真の良さを伝えることができれば・・





はぁ・・・






どうしよう



存続の危機が





何でしょうか



花びらが散ったような気分です











満開の桜が

嵐によって、跡形もなく散ってしまった・・







こんなふうに



「嫌なこと」がまた一つ増えて



「不安な新学期」を引き立たせるわけです



もう

いやだ。。


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コメント 5

miku

悲しいことが重なっちゃいましたね。
いい先生だったのに、本当に残念です。
先生に巡り会えて英語を習えたこと、
naoさんの財産ですね。
ご冥福をお祈りします。
写真部の新入部員、0だったんですかー
高校生だと、カメラ買うの大変だからかなあ。
途中から入部する子がいるといいですね。
by miku (2008-04-24 01:13) 

ダー

心よりご冥福をお祈り致します。

           何事も前向きにいきましょう♪ 何事も!!
by ダー (2008-04-24 08:26) 

瑛奈

何か泣けてくる↓

人の話なのに・・・。

新入部員0ですか~!

これからも色々頑張って下さい!

瑛奈も頑張ろう♪


by 瑛奈 (2008-04-24 20:29) 

東急9013F

泣ける(ノ_・。)
by 東急9013F (2008-04-24 22:08) 

mint

読んでいて 本当に胸がつまってきて うるうるしてきちゃいました
親しい人を失ったとき 
どうしようもない淋しさでいっぱいになりますよね。
それでも その人に いつか会えたとき、
胸を張って逢えるようにしたいと思います
ご挨拶が遅くなりましたが また こちらでも よろしくお願いします
by mint (2008-04-24 23:52) 

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